どうも、わかりみブログのいなやん(@wakarimiblog)です。
子育てをしていると、次のような気持ちになったことはあるのではないでしょうか?
- 「つい子どもにきつく当たってしまったなあ…」
- 「いまの伝え方でよかったのかなあ…」
上記は僕も思い当たることばかりでした。。
我が家には4歳の息子がいます。
本当にやんちゃ盛りで、なかなか言う事を聞いてもらえません。
我が子であっても、ついイライラしてしまいますよね。。
そのストレスの原因は何でしょうか?
子どもが悪いのでしょうか?もちろんその場合も大いにあります。
あるいは、あなたの言葉(伝え方)でしょうか?
ただなんとなく後悔するより、
あなたの言葉(伝え方) に問題がないのか、まずは確認してみましょう!
あなたが子どもへ注意するときの言葉は正しい?
ここでは例として、出かける直前の次のセリフを考えてみます。
「歯を磨けないと出かけられないよ!」
よくありそうなメッセージですね…。(僕もよく言ってました)
これは正しく子どもに伝わるでしょうか?
感情抜きに正しさを証明してみる
ではどうやって確認するの?となりますね。
おそらくみなさんは昔、数学の授業で、
「命題と証明」というのをやったのではないでしょうか?
これを活用しましょう。
逆、裏、対偶を考える
命題と証明では以下の法則があります。
「命題の真偽とその対偶の真偽は一致する。」
一見、???で、ややこしそうですが簡単です。
- 逆 : 前半と後半を入れ替えたもの
- 裏 : 前半を否定に変え、後半も否定に変えたもの
- 対偶 : 前半と後半を否定に変え、前半と後半を入れ替えたもの(逆と裏の組合せ)
実際に先ほどの命題の逆、裏、対偶を考えてみると、次のとおりになります。
- 逆 : 出かけられないと、歯を磨けない
- 裏 : 歯を磨けると、出かけられる
- 対偶 : 出かけられると、歯を磨ける
誰にとっても合理的か?を考える
上記で出した逆、裏、対偶がわかったら、最後に対偶の妥当性を確認します。
対偶 : 出かけられると、歯を磨ける
何か違和感を感じませんか?
出かけられる、という動機だけで歯を磨く人は大人でも少ないのではないでしょうか?
そもそも、何のために歯を磨くかよくわかりませんね…。
出かけられない、というのは歯を磨く(動機づけの)ために必要な条件ではなく、単なる親の期待に過ぎないことがわかります。
あなた自身の感情にも寄り添う
論理的に意味が通らないことがわかったとはいえ、親の気持ちとしては出かける前に歯を磨いて欲しいものです。
短縮された言葉のなかにあなたの気持ちを見つけたら、子どもにきちんと説明しましょう!
ここまで説明してようやく、家族のなかで先ほどの「歯を磨かないと、出かけられないよ」が共通語になります。
意味のわからない(短縮されている)言葉は、同じ日本人、たとえ家族であっても伝わらないものです。
あと、これは別のポイントですが
否定の重ね言葉は避けて、基本的に肯定形で話すほうが子どもに伝わると思います。
「歯を磨いてから、出かけようね」
これだけで結構、印象が違います。
まとめ
数学で習った「命題と証明」を子育てに活用する方法をご紹介しました。
感情的にならずに注意する前に確認してみるといいと思います。でもそんな時間ないよ!って方は、言ってしまった後からでもよいので振り返ってみてください!
僕自身もまだ奮闘中で、注意の仕方に気をつけている最中です。
迷ったとき、振り返るときの引き出しとして持っていて損はないと思います!
子どもの気持ち、親の気持ちは両方大事です。
省略することなく、しっかりコミュニケーションして日々成長しましょう!